電磁波レーダー鉄筋探査実証検査
        
        
          
              
               火力発電所重油貯蔵タンク防油堤「コンクリート構造」の健全性評価に伴う、鉄筋位置電磁レーダー探査業務において、電磁波レーダーの有効性、および鉄筋位置測定精度の実証検査を行う機会を得たのでその成果を発表いたします。 
                 コンクリート擁壁構造の防油堤鉄筋位置を電磁波レーダーで探査し,その結果を構造物表面にマーキングし写真撮影後、鉄筋のかぶり分のコンクリートをハツリ、先に写真撮影した鉄筋位置探査のデーターとハツリ出した鉄筋との測定精度を比較し、コンクリート構造物に於ける鉄筋位置探査の電磁波レーダーの有効性を実証する。 
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        Fig-1 防油堤コンクリート擁壁の鉄筋位置を電磁波レーダー探査により表示した状態
        
        Fig-2 防油堤の探査同位置のカブリコンクリートをはつり鉄筋を露出させた状態。
        
        Fig-3 防油堤コーナー部外側をレーダー探査により鉄筋位置を表示した状態。
        
        Fig-4 防油堤コーナー部内側をレーダー探査により鉄筋位置を表示した状態。
        
        FIG-5 防油堤コーナー部擁壁コンクリートをハツリ取った状態。
        
           
             
                 
                 
                 
                 
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                電磁波レーダーによる鉄筋位置探査の評価 
                  当社の所有する電磁波レーダー(センシオンプロ,センシオンβ)でFig-1の様に擁壁コンクリート表面に探査により得ら 
                  れてた鉄筋位置を表示した。 
                   
                   この時点ではコンクリート内部の状態、特に鉄筋位置に関しては視認することは出来ない。 
                   
                   Fig-2は鉄筋のカブリコンクリートをハツリ取り鉄筋位置および組み立て間隔が視認できる状態とした。 
                   
                   Fig-1とFig-2を比べてみると寸法的には10mm程度の誤差で鉄筋位置を探査している、防油堤のジョイントに挿入さ 
                  れていた鉄板製止水版については全然意識していなかったので、変なエコーが有り若干判定が難しかった、止水 版の両端および中央部から35mmのフラットバーの側面に16mmmの鉄筋を溶接していたので探査出来たと思われる。 
                   
                   総評としては、今回は鉄筋カブリの測定は行わ無かったが、鉄筋位置の探査測定では、鉄筋径13mm以上、鉄筋間隔 100mm以上であれば、探査精度としては10mm程度の誤差で十分実用出来る事が実証されました。 
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