コンクリートのひび割れについては、打設されたコンクリートから完全にひび割れの発生を防止することは不可能と言えるのでは無いでしょうか、構造物に発生したひび割れの調査に当たっては、まず、最初にひび割れの発生状況、パターンを調査します。
次に、ひび割れの状態をひび割れを挟んで設置したクラックゲージでひび割れが終息しているか、成長中か、ひび割れの動態をクラックゲージ
BCD-5B 、動ひずみ測定表示器 SDB-321B を使って計測を行い確認する。
次に、ひび割れ幅の計測に当たってはピークライトスケールルーペを使いひび割れ幅による補修の必要性の可否について検討を加える。
ひび割れ深さの計測に関しては超音波を使った、東横エルメスのエルソニツク ESI-P10 を使用しそれぞれのひび割れケ所の深さの計測を行う。
構造物中の鉄筋位置、かぶり深さの計測に当たっては、電磁波レーダー(株) バーナム製のセンシオンPRO、センシオンβを使って、計測したデーターをセンシオンΣで解析処理を行い図化し判読する。
又 この計測器によりコンクリート内部の空隙やジャンカ等の変状調査、トンネル工事等に於ける覆工背面の空隙、覆工厚さの検査も行う事が可能である、今後当社としては非破壊検査部門の主要計測機器として利用したい。
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